夢は愚かな避難所

一生見られそうもないものなど、見たいとも思わぬ。

あほんだら

おまえらはもうここを読まないかもしれない。それでも書く。

 

最近、書くことで金をもらえるようになった。まったくコネのなせるわざなんだけど(と言ったらコネをつくってくれた人に失礼か、彼女は俺のまだ芽の出ない才能に気づいてくれたんだから)、いちおう仕事だから、それなりにしっかりやっているつもりだ。
成果物に対しては毎度一喜一憂している。あらゆる関係者の利害に配慮しつつ、自分の書き上げたいものを人目に晒すというのは、思っていた以上に難しい。とか、偉そうなこと言ったけど、そもそも自分が「書き上げたいもの」っつーのがよくわからない。そして書き上げたいものにたどりつくための努力も全然怠っているから、不甲斐ない。

 

もうすぐ25歳だ、と書いてから、やがて2年が経つ。俺の日々はほとんど何も変わらない。

その一方で、おまえらは自分のブログを去り、それぞれのステージにちゃんと行った。

 

そもそも、俺は書きたかったんだろうか。いまはもうよくわからない。おまえらは、俺のことをどう思っていたんだ?

 

本当はこういうとき、「あほんだら」の神谷さんみたいにメールなり電話なりできりゃあいいんだけど、こんな思いに浸っているのが朝5時である限り、マトモな社会人には到底連絡できない。

 

どこで踏み外したんだろう、なんて思わない。ただただ、むかしがなつかしい。戻りたいなんてことは思わないけど。なつかしいけど思い出せないのもまたかなしい。