夢は愚かな避難所

一生見られそうもないものなど、見たいとも思わぬ。

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

恋人を盾にして

この4年間俺が何かひとつのことに打ち込んで頑張れなかったのはつまるところやっぱりなんだかんだで恋人がいちばん大切、というよりは恋人と過ごす時間が最も大切だった、もしくは恋人を大切にしている自分が好きだったから。いや、そうやって気持ちを分解す…

二十五歳までもう少し

「二十五歳の夢よ。二十五歳の夢よ。 どんなに高いだらう。」 夢、そんなものはとうに忘れていた。 最後に夢を見たのはきっと浪人中のことで、あの頃は、上京したらあるいはバンドで成功しちまうかもしれない、と思っていた。それは昼に見る夢というよりは、…

青春ノイローゼ ©みうらじゅん

今月の初め。 何からの帰り道だったのかももう覚えていないけれど、自宅マンションの前の道を歩いていたら、2階南側の角部屋の窓がびっくりするほどエッチな桃色に光っていた。何事かと立ち止まって見てみれば、それは窓ガラスの内側に張られたピンクのベッ…

徘徊≠散歩≠進歩

代官山の蔦屋を右手に見ながら歩いていくと、西郷山公園という広場があって目黒?の夜景が見える。こないだ通ったとき、ろくに見えない桜の木の下で多くの人が宴会をしていた。花見したことないなあ、楽しそうだった。 公園を一周して、Y字路の交差点をIの方…